一般皮膚科|かおり皮フ科クリニック |近鉄八尾駅 徒歩6分 桜ヶ丘クリニックビル| 女医による皮膚科診療

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一般皮膚科

かぶれ

かぶれは、皮膚に直接触れたものの刺激や毒性が原因となって起こる炎症や湿疹です。接触した部分が赤く腫れるほか、水ぶくれやブツブツができることもあります。症状としては痛みや痒みが生じることが多いです。かぶれは正式には接触皮膚炎と言います。 かぶれはいくつかのタイプに分類され、塩酸や強アルカリ物質などの刺激があるものによる刺激性接触皮膚炎をはじめ、アレルギー性により起こる湿疹(アレルギー性接触皮膚炎:金属や化学物質などが原因でかぶれる)、皮膚にある物質が接触している際に太陽の光が照射されることで起こる光接触皮膚炎があります。

治療について

かぶれの原因が不明の場合は、皮膚を使ったアレルギーの検査(皮内テスト、スクラッチテスト、パッチテスト)を行います。原因物質を特定できたら、まずはその物質が含まれるものに接しないようにします。
治療では、まず症状を抑えるためにステロイド外用薬を使用します。痒みが強い場合は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を用います。症状が重症であるときは、ステロイドを内服するほか、医師による経過観察なども必要になります。

じんましん

じんましん(蕁麻疹)は、痒みが強く、丸っぽい形をした、わずかに盛り上がったみみず腫れ(膨疹)が現れますが、しばらくすると消えてなくなる皮膚疾患を言います。多くの場合、痒みを感じますが、チクチクとした痛み、熱く焼けつくような痛みが生じることもあります。ただ、かさつくことはありません。
発症原因は、アレルギー性のものか、そうでない非アレルギー性のものかに分かれます。アレルギー性で発症するじんましんには、食物(魚介類、肉類、卵、乳製品、穀類、野菜、食品添加物など)、薬物(抗菌薬、解熱薬など)、植物、虫刺され(昆虫)が原因となって起こることがあります。非アレルギー性には、汗をかく刺激で出るコリン性じんましん、日光にあたると起きる日光じんましん、皮膚を掻くことで起きる機械性じんましんなどがあります。

治療について

そのまま放置をしても1日以内に改善するのがじんましんの特徴ですが、皮膚テストや血液検査IgE RAST法、一般血液検査などの検査で診断することもできます。それでも原因が判明しないことは少なくありません。なお、アレルギーが原因であれば、その原因を取り除く必要があります。なかでも薬物でじんましんが出ている場合は、直ちに使用を中止してください。
治療では、発症の原因が判明していない場合も含め、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬を用います。重症の場合は、免疫抑制薬やステロイドの内服薬を使用することもあります。多くの方は数日で症状が治まりますが、医師の指示に従って飲み続け、徐々に薬を減らしていくようにしてください。

ニキビ

ニキビとは皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりが原因で起こる症状がニキビです。過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まると、面皰(めんぽう)という状態になり、それを栄養源にして、にきびの元となるにきび菌(アクネ菌)は増殖していき、膿を含んだ赤いブツブツができるようになり、治りにくくなります。さらに症状を悪化させると袋状のしこりや痕が残ったりします。顔をはじめ、胸や背中といった皮脂の分泌が多い箇所でよく見られます。
ニキビの原因は、ホルモンの乱れやストレスのほか、乾燥肌、毛穴の汚れ、アクネ菌の繁殖、睡眠不足などが言われますが、発症のしくみまでは完全には解明されていません。
なお、ニキビについては思春期特有の症状と思われがちですが、医学的には尋常性ざ瘡という皮膚疾患になります。成人になっても不規則な生活などが続くと症状が出やすくなるので注意が必要です。

治療について

治療に関しては、ニキビの種類と重症度を判断し、外用薬(抗生物質の外用、イオウ製剤など)、内服薬(抗生物質、ビタミン剤・ホルモン剤、漢方薬など)、ケミカルピーリング(酸性の薬剤を塗布し、古い角質や毛穴に詰まった角栓老廃物などを溶かして除去する治療法)、面皰圧出(針で患部に穴を開けて出口をつくり、毛穴に溜まっている皮脂を押し出す方法)等のなかから選択します。
ニキビのケアが不十分だと「ニキビ痕」(色素沈着やクレーターなど)が残ってしまうこともあります。ニキビ痕が残って後悔しないためにも、症状が現れたら放置をせずに、皮膚科で適切な治療を行うことをお勧めいたします。

白癬(水虫)

白癬とは皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌(カビ)によって生じる感染症です。感染した箇所により、足白癬(水虫)、爪白癬、手白癬(手の水虫)、股部白癬(いんきんたむし)などと呼ばれます。
水虫は、足の裏や足の指の間などに白癬菌が寄生して、ジュクジュクしたり、痒みが出てきたりします。症状は主に3つのタイプに分類されます。そのひとつ目が足の指の皮が剥けたり、指の間が赤くなる趾間型足白癬、2つ目が足の裏などに小さい水ぶくれができる小水疱型足白癬、3つ目が足の裏やかかとがかたくなってしまう角質増殖型足白癬です。この中で強い痒みがあるのは小水疱型足白癬で、あとの2つは、痒みをそれほど感じません。
感染の原因は、不特定多数の人が履いたスリッパの使用、複数の人が利用する足拭きマットを共用するなどして発症します。なお、白癬菌は高温で湿度が高い状態を好み、夏の季節になると活発化しやすく、症状が悪化していきます。一方冬になると気温が低く、乾燥した環境になるので、症状が治まりやすくなります。

治療について

水虫の治療では抗真菌薬が中心になります。角層(皮膚の一番外側)に感染した白癬であれば、抗真菌作用のある塗り薬をつけていれば治りますが、角層が肥厚している角質増殖型と呼ばれるタイプや白癬菌が爪に寄生している場合には、内服薬を用いる必要があります。なお内服薬については、肝機能障害などを招くことがあるため、血液検査で副作用のおそれがないかを確認しながら治療を進めていきます。このほかにも、日頃から足を清潔かつ乾燥に保つことに努めることは治療や予防に有効です。

いぼ

いぼは、正式には疣贅(ゆうぜい)と呼び、ヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)が皮膚のごくわずかな傷から侵入して感染することによって発症する腫瘤です。小さな傷口があると、そこから感染して発症します。
発症すると、最初は平らで小さく、徐々に大きくなって盛り上がってきます。痛みや痒みはありません。大きくなると、表面がザラついて硬くなります。なお、足の裏にできるいぼは、圧迫を受けているため盛り上がりませんが、歩くと痛みを生じます。
見た目が悪く、痛みや痒みが伴わないことで、自分で除去しようという方もいるかと思われますが、このような行為は、かえってウイルスを撒き散らして増やしてしまう可能性があります。また、稀ではありますが腫瘤が悪性のものもありますので、それらとの見分けをつけるためにも、皮膚科への受診をお勧めいたします。

治療について

液体窒素療法(冷凍凝固処置)で、いぼを繰り返し凍らせる凍結療法、サリチル酸を患部に貼ることでふやかして取り除く方法、炭酸ガスレーザーで焼き切る治療法などがあります。どの治療にするかは、その症状に合わせて適切と考えられる方法で行います。ただ、いずれにしましても、1回の治療で治し切ることは困難ですので、何回か繰り返し通院することで、除去ができるようになるということも知っておいてください。

やけど

やけど(熱傷)は、熱などの刺激により皮膚や粘膜が損傷することで、高温のものが皮膚に一定時間以上触れることによって起こります。主に火炎・爆発、低温やけど、薬品(酸、アルカリ溶液など)、電流(家庭電源、落雷など)などで、やけどを負うことが多いようです。症状につきましては、負ったやけどの状態により異なり、1度(軽度)から3度(重度)に分類されています。1度(第1度熱傷)は表皮のみのやけどで、皮膚が赤くなるほか、ヒリヒリとした痛みもあります。2度(第2度熱傷)は真皮に達するやけどで、赤みやむくみだけでなく、水ぶくれもできます。3度(第3度熱傷)は皮膚のすべてが損傷する状態をいいます。この場合、乾燥や痛みを感じることはありません。

治療について

やけどをした直後は、まず水道水で患部を冷やしてください。服の下に強いやけどをしてしまった場合は、皮膚が服に張り付く可能性があるため、水をかけた後に服を脱がしてください。
1度の熱傷の場合は、乾燥を予防する軟膏やクリームで対処することもありますが、患部は、その範囲が小さくてもかぶれや細菌感染を起こしやすいので注意が必要です。2度熱傷の場合は、水ぶくれを割らない治療に努めた方が治りは早いと言われます。しかし、割れた場合は、毎日数回シャワーと石鹸で患部を洗い、清潔にすることが大切です。顔や陰部などをやけどした場合は、早急に皮膚科などの医療機関で適切な処置を受ける必要があります。3度熱傷については、後遺症を残す恐れもあるので、迅速な受診が必要です。
やけどが広範囲にわたる場合は、やけどをした部分の炎症によって血管内の水分が移動して減少し、循環障害から血圧低下を来たす場合があり、全身管理が必要になります。このような場合は、入院施設のある医療機関への受診が必要です。

尋常性乾癬

乾癬には、いくつかのタイプがありますが、乾癬を患っているおよそ9割以上の方が尋常性乾癬の患者様です。
尋常性乾癬は、皮膚が赤くなって盛り上がり(紅斑)、徐々にその表面が銀白色の細かいかさぶたで覆われ、やがてそれがフケのように剥がれ落ちていきます。紅斑の数、大きさ、形はそれぞれ異なりますが、発疹が癒合して大きな病変を形成することもあります。紅斑は全身に及ぶこともありますが、頭部、肘・膝、臀部、下腿などの部位にできやすく、爪の変形や関節炎を伴うこともあります。痒みは約半数の患者様に見られ、発症時期は主に青壮年期(16~50歳)で、多発します。
発症の原因について、免疫異常との関係や遺伝的な要素から何か環境要因が加わって発症するのではないかとも言われていますが、詳細は判明していません。ただ、感染症ではないので人にうつすことはありません。

治療について

症状によって治療方法は異なりますが、主に外用薬の使用になります。その他にも、光線療法(紫外線)、内服薬、生物学的製剤などを使用します。
外用薬では、炎症を抑え、症状を和らげる効果があるステロイドと、乾癬の症状が出ている皮膚の過剰な増殖を抑えるのに有効なビタミンD3剤を使用します。多くの場合、外用薬による治療で改善されますが、患者様によっては、日光浴や紫外線の照射が有効なケースもありますので、光線(紫外線)療法も取り入れます。
症状が重症な場合は、免疫を抑制する内服薬シクロスポリンなどの免疫抑制剤のほか、生物学的製剤を使用する方法もあります。生物学的製剤は、皮下注射や点滴で投与される生物が作り出すタンパク質をもとに作られた薬です。こちらも体の免疫機能の働きを弱める効果があります。高額治療ですが、外用薬で効果がみられなかった場合に有効です。

アトピー性皮膚炎

痒みのある湿疹を特徴とする皮膚疾患で、初期の症状としては首や関節の周囲、耳たぶなど比較的皮膚の柔らかい部分より粉を吹いたようなかさついた状態が見られます。炎症の度合などは、人により様々ですが、症状は全身におよび、良くなったり悪くなったりを繰り返します。以前は子どもの病気ではないかと言われていましたが、最近では成人になっても同症状を繰り返す方や悪化する方もいるなど慢性化することが多く見受けられるようになっています。
原因はまだはっきり解明されてはいませんが、遺伝的な体質に加え、環境要因(ストレスなど)が影響することで発症するのではないかと考えられています。なお、発症する多くの患者様には、皮膚が乾燥しやすい素因(ドライスキン)とアトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)を併せもっていることも知られています。

治療について

薬物療法による治療が中心となります。外用薬には、ステロイドの塗り薬とステロイド以外の免疫抑制薬の塗り薬(免疫抑制外用薬)があります。ステロイドの塗り薬は、炎症を強く抑える作用を有し、免疫抑制外用薬は、過剰な免疫反応を抑えます。これらの薬剤を適切に使うことで、症状を早く改善し、良い状態を維持することが可能になります。
そのほか、痒みを抑えるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を補助的に用いたり、他の治療でなかなか良くならない重症の成人患者様では、ステロイド薬の飲み薬やシクロスポリン(免疫抑制薬)の飲み薬を服用することもあります。

脂漏性皮膚炎

脂腺の多いところに生じる湿疹が脂漏性皮膚炎です。頭や顔、胸背部など皮脂の分泌が多い部位にできやすいのが特徴です。とくに皮脂の分泌が盛んな新生児や乳幼児がよく発症すると言われ、これらの時期での疾患は乳児脂漏性湿疹と呼ばれます。この場合は、分泌が盛んであるほかにも、毛穴が未発達のため詰まりやすくなっていることも湿疹の原因ですが、乳幼児では治りやすいのも特徴のひとつです。
成人になってからの発症は、20~40歳代に多く、頭、顔、耳にフケがしつこく出るほか、肉眼ですぐにわかる赤みを帯びた発疹が出てきます。痒みは出ることもありますが、比較的少ないようです。原因としては、皮脂成分の質的異常や皮膚機能の老化が関係しているほか、でんぷう菌(マラセチア)の感染が関与することもあると言われています。マラセチアは、人間の皮膚に普段から存在する菌で皮脂を好みます。皮脂が多い環境下では、異常増殖することがあり、その代謝物が皮膚に炎症を引き起こすものと考えられています。

治療について

まず、しっかり洗うのが基本です。ただ洗い方には注意が必要で、石けんやシャンプーを適切に使用しながら肌を強く刺激しないように洗い流します。身体を清潔に保った後、ステロイド軟膏とでんぷう菌に効く抗菌薬を塗ります。このほかにもビタミンB2やB6を取り入れながら、バランスのよい食生活、ストレスや過労に注意しながら規則正しい生活を努めるようにしてください。

帯状疱疹

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルスの感染によって発症するのが帯状疱疹なので、かつて水ぼうそうを経験した人にのみに起こる疾患です。水ぼうそうは、水痘帯状疱疹ウイルス(ヒトヘルペスウイルス)に感染することで発症、その際の発疹などの症状は一週間ほどで治ります。しかし、水ぼうそうにかかった際のウイルスは体外に放出されずに、体内の感覚神経節に長い場合は何十年も潜伏し続けます。その後、身体の免疫力が低下したときにそのウイルスが再び活性化します。免疫力の低下とは、過労をはじめ、ケガ、ストレス、免疫を抑制する薬の服用、加齢などが挙げられます。
症状としては、チクチクした痛みや皮膚の違和感から始まり、しばらくするとその部分が赤い斑点になり、やがて帯状の水ぶくれになって、神経痛のような強い痛みを伴うようになります。痛みは水ぶくれが治る頃に消えますが、治った後も長期間にわたってピリピリするようなしつこい痛みが残ることがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と言います。

治療について

治療では、抗ウイルス薬を内服します。痛みについては、消炎鎮痛薬やステロイド薬を内服します。ひどい痛みの場合は、神経に向けて注射するブロック注射を行います。皮膚の症状は20日前後で落ち着きますが、痛みが残る場合があります。そのようなときは、長期的に痛み止めが必要になることがあります。
このほか感染を予防する対策として、帯状疱疹ワクチンの接種があります。帯状疱疹の発症は50~60代に多く、加齢により免疫力が低下するに従って重症化したり、帯状疱疹後神経痛になるリスクが高くなったりしてきます。予防するには50代からの接種が望ましいですが、任意による接種なので、最終的にはご本人の判断となります。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

膿が溜まった発疹(膿疱)が手のひらや足の裏などの硬い部分にたくさんできる疾患を掌蹠膿疱症と言い、中年以降の方に多くみられます。嚢胞とは水疱のことですが、この場合は炎症反応に関係する好中球(白血球の一種)が、角層(皮膚の一番上層)に溜まった状態です。水疱については、痒みが生じる方の割合多いようです。このほか首や鎖骨、腰を中心に痛みが出ることがあります。症状は慢性的に経過し、周期的に症状をぶり返すので完治しにくいのも特徴です。
原因については、まだ明らかになっていませんが、慢性化膿性病巣(慢性扁桃腺炎、歯槽膿漏、蓄膿症、中耳炎など)、金属アレルギーといったことなどが考えられています。

治療について

細菌やウイルスが原因というわけではないので、治療方法は対症療法が中心になります。まずは炎症を抑えるためにステロイド軟膏やビタミンD3軟膏を用います。ただこれだけでは、症状をコントロールするのは難しいので、エトレチナートなどのビタミン剤やシクロスポリンなどの免疫抑制剤の服用、光線療法なども行います。他の病気やアレルギーなどが原因で発症しているのであれば、それを取り除くことが優先になります。

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